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将棋ゲーム制作メルマガ
                       2007/04/10号 第 3号
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1. はじめに

 十数年前、コンピュータ将棋に関する書籍は多くはありませんでした。

 私が最初に将棋ソフト制作に取り組んだ頃に参考にしたのは、1990年に出版された『コンピュータ将棋』(サイエンス社)。
 小谷善行、吉川竹四郎、柿木義一、森田和郎の共著でした(敬称略)。

 他に参考にしたのは、以下の 2冊です。

  森田和郎『思考ゲームプログラミング 』アスキー
  エリック・ソロモン『ゲームのプログラミング』工学社

 前者はオセロゲームの作成法について扱った本で、後者はゲームプログラミングの考え方についての本。

 上記の 3冊は、現在では古本として入手するしかないようです。
 ただし、20年くらい前の本であり、技術的な部分の記述については、現在では価値が低いと思います。

 1994年に、松原仁『将棋とコンピュータ』(共立出版)が出版されました。
 これについては、購入して読みましたが、参考にはしていません。

 次項以降、本稿執筆時点で入手可能なコンピュータ将棋分野の単行本について。


2. コンピュータ将棋の進歩

 まず最初に、松原仁 編著の「コンピュータ将棋の進歩」シリーズについて。

 1996年に第 1作の『コンピュータ将棋の進歩』が出版された後、現在までに 5冊が出版されています。
 現在、『コンピュータ将棋の進歩』は品切れで、他の 4冊は在庫あり。

 入手可能な 4冊は、以下の通りです。

  『コンピュータ将棋の進歩2』共立出版、1998年
  『コンピュータ将棋の進歩3』共立出版、2000年
  『コンピュータ将棋の進歩4』共立出版、2003年
  『コンピュータ将棋の進歩5』共立出版、2005年

 『コンピュータ将棋の進歩』については、私は数年前にブックオフで入手していて、読まずに箱詰めしてあったのですが、先程、少し読んでみました。
 1996年に出版された古い本ですが、一読する価値はありそうです。

 『コンピュータ将棋の進歩2』と『コンピュータ将棋の進歩5』にはYSS(商品名:AI将棋)についての解説が載っていて、個人的には「参考になりそう」という印象。

 『コンピュータ将棋の進歩4』には df-pnアルゴリズムの解説が掲載されています。

 思考ルーチンや詰めルーチン等を構想する上で参考になるので、このシリーズは揃えておきたいものです。


3. コンピュータ将棋のアルゴリズム

 池泰弘『コンピュータ将棋のアルゴリズム』工学社

 「最強アルゴリズムの探求とプログラミング」という副題が付けられています。

 将棋ソフトを作成するための基本的な部分を扱っていて、付録として将棋ソフト「うさぴょん」2004年大会版のソースが収録されています。

 もちろん、うさぴょんの著作権は作者にあります。
 うさぴょんのソースの大部分を利用してプログラムを作成して作者に無断で配布するなど、著作権を侵害してはいけません。

 ただし、上述のソースに添付された「readme.txt」によれば、将棋プログラムを作成する際に参考にすることは認められています。

 将棋ソフトを初めて作る人にとっては、参考になる本でしょう。


4. 現在の状況

 開発環境の整備や参考書籍の収集は基本的に終わっています。
 でも、当面は構想を練ることが中心で、本格的なコーディングに着手するのは数ヶ月くらい先になります。
 ただし、駒や盤のデータ構造については近いうちに入力を始めるかもしれません。
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